イナズマギンガー

(太陽戦隊サンバルカン)


 

 

 

 

 

 

 

 

  太陽戦隊サンバルカン終盤に登場した「銀河無敵の電気男」。
一人でサンバルカン三人を圧倒する高い戦闘力を持つ。
必殺技バルカンボールをイナズマ光線で破壊、パワーアップしたニューバルカンボールをもイナズマバリヤーでかわした。

 銀河連邦警察に追われて地球に飛来、機械帝国ブラックマグマに参入してヘルサターン総統の信頼を得た。
だが、機械帝国乗っ取りを企むヘドリアン女王の策謀でヘルサターンと対決するに至り、これを倒した。
ヘルサターンとの戦闘は、互いの必殺技を出し合った名勝負と言って過言ではない。

 ヘルサターンに代わって機械帝国の総帥となったヘドリアン女王に対しては反感を持ち、ヘドリアンに疎まれたミイラモンガーを籠絡してジャガーバルカン奪取に利用するなど、独自の動きをするようになる。
ジャガーバルカンを奪回された辺りから、そのキャラクターに翳りが見え始める。
ヘドリアンの死に際し、生贄にされていた嵐山美佐を奪い、人質として再度ジャガーバルカンを奪おうとするが、全能の神によって阻まれ、機械生命体イナズマモンガーに改造されてしまった。

 改造後も同じ技や武器は使えるものの、戦闘能力は明らかに低下していた。
ヘルサターンを倒した「アンドロメダボール」などは、サンバルカンの周囲で爆発が起きただけだった。
他の機械生命体と同様、ニューバルカンボールを受けた後に巨大化し、オーロラプラズマ返しで倒された。
強敵の末路としてはかなり不満が残るものだった。
全能の神のスゴさを見せるためのスケープゴートのような末路は、ハカイダーに通じるものがあった。

 声を担当したのはキカイダーでワルダーやシャドウナイトを演じた渡部猛氏。
ハカイダーを演じた飯塚昭三氏によるヘルサターン総統との掛け合いはなかなか見物だった。
ちなみに全能の神はジェネラルシャドウの柴田秀勝氏。
何とも贅沢なキャスティングだった。


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