キカイダー01

「後に出たのに兄?」


 「人造人間キカイダー」の続編として制作された「キカイダー01」。
前作の主人公がキカイダー・ジローに対し、キカイダー01・イチローが主人公だ。
これにはやはり疑問が残る。
後から出たのになぜ兄なのか?
キカイダー01という名前も、キカイダーがあってこそのネーミングだ。
それにジローの兄だからイチローというが、本来キカイダーのジローは、光明寺博士の死んだ息子・タローの弟として名づけたはずだ。
このエピソードとも矛盾する。
また、キカイダーが半分透明なのは良心回路が不完全なためのはず。
完全な良心回路を持つゼロワンが全面透明なのもおかしい。

 恐らく光明寺博士は、ダークに入る以前に「人造人間第1号」を制作した。
だが不完全だったのでこれを封印した。
だから全面透明なのだ。
そしてダークが潰滅し、スイスに旅立つ際、良心回路を完全にすることを拒んだジローをサポートするために、かつて封印した「人造人間第1号」に完全な良心回路を組み込み、完全な人造人間として完成させた。
ジローより先に造られていたので、逆算的に「イチロー」、「キカイダー01」「イチロー」と名づけたのではないか。
それなら全ての疑問が解決する。
ちなみに漫画版では不完全・全面透明というのは上記と同様なのだが、ネーミングの矛盾については説明が付いていない。

 私はギルハカイダーについても、ダークによって制作されたハカイダーの試作品だと思っている。
そうなるとゼロワンvsギルハカイダーというのは、封印された試作品同士の戦いということになる。
これも因縁ということだろうか。


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