仮面ライダーストロンガー

「技の名前が・・・」


 仮面ライダーストロンガーが多用した技に「エレクトロファイヤー」がある。
「電気地走り」の別名がある通り、地面・壁・鉄格子・フェンスなど、いろいろな物体を伝って相手に「高圧プラス電流」を発射する技だ。
しかしこの技、スカイライダー客演以降、名称が「電ショック」になってしまうのだ。
ケチのつき始めは総集編「全員集合!7人の仮面ライダー」において、立花藤兵衛が最終決戦の様子を子供達に語った時。
「ストロンガーの恐るべき電気技・エレクトロウォーターホールが火花を散らして炸裂する」と言いながら、身振りはどう見ても「エレクトロファイヤーなのだ。

 「電ショック」は、主題歌に使用されているにもかかわらず、初使用は第12話。
クモ奇械人との戦闘で二度使用しているのだが、二度とも形式が違うのだ。
一度目は巣に籠もった奇械人に電気を流すのだが、これは「電タッチ」に酷似している。
二度目は奇械人の前頭部にチョップ。
そのまま「電チョップ」なのだ。
これらのことから考えると、「電ショック」は特定の技の名称ではなく、ストロンガーの電気技の総称と考えてはどうだろうか。
だからストロンガーは、電キックだろうが電パンチだろうが、何にでも「電ショック」と言っていいということになる。

 しかし、スカイライダー客演時、クラゲロンとの決戦においては、チャージアップしていないにもかかわらず、「超電子ドリルキック」と叫んでいた。
この点については、「キックが炸裂する目には見えないほんの一瞬だけチャージアップした」、「ドリルキックということで、つい言い間違えた」くらいしか考えつかない。
シリーズ物の続編とは、なかなかに大変なものだ。


  
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